【同一労働同一賃金 派遣編】なにがどう変わる?

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派遣先企業に求められること

新しいルールに対応するために、派遣先企業に求められる対応にも変化があります。

  • 1

    派遣料金に配慮します

    派遣会社との交渉のときには、派遣社員の待遇が改善されるよう配慮しなければなりません。

  • 2

    派遣社員が福利厚生施設を利用できるようにします

    正社員のための社員食堂や休憩室、更衣室がある場合、
    派遣社員も同じように利用できるようにします。

  • 3

    派遣社員の教育訓練に対応します

    正社員に業務上必要な研修などを実施する場合、
    派遣会社から求めがあれば派遣社員にも実施します。

  • 4

    派遣会社への情報提供に協力します

    派遣会社の求めに応じて派遣先企業の正社員について必要な情報を提供し、
    派遣社員の待遇改善に協力します。

  • 5

    労働者派遣契約に2つの追加事項

    派遣社員を受け入れる際の労働者派遣契約の記載事項に、下記を追加します。担当する仕事の「責任の程度」受け入れは「労使協定方式」に限るかどうか

  • 6

    派遣先管理台帳に2つの追加事項

    派遣先管理台帳への記載事項に、下記を追加します。担当する仕事の「責任の程度」「労使協定方式」の対象かどうか

派遣先企業必見!情報提供の手続きと条件変更時の情報提供のルール

派遣先企業から派遣会社への情報提供について下記のルールが定められています。

情報提供の手続きについて

  • 書面などで提供する
  • 派遣会社はその書面を、派遣先企業はその書面の写しを、当事者である派遣社員の派遣契約が終了した日から3年保存する

比較対象労働者の待遇条件に変更があった場合

  • 派遣先は派遣会社に情報を提供する
  • 以下の3つを満たせば、派遣契約が終了する間際のわずかな変更は不要

    ・契約終了日の一週間以内の変更

    ・それにより派遣社員の待遇を変更しなくてもルールに違反しない

    ・条件変更の情報提供が必要ないと労働者派遣契約で定めた範囲内