【同一労働同一賃金 パートタイム・有期編】なにからはじめる?

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対象者はだれ?取組が必要な従業員はだれかを確認しよう

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取組が必要な従業員は誰かを確認しよう

正規雇用労働者と非正規雇用労働者の職務の内容または職務の内容・配置の変更の範囲が同じなら均等待遇(同じ待遇)に、違う場合も均衡待遇(バランスのとれた待遇)にしなければなりません。

「職務の内容」とは

業務の内容とその業務で担う責任の程度のこと。業務の内容は職種とメイン業務で判断します。責任の程度とは「決済できる金額」「部下の人数」「緊急時に求められる対応」の範囲や程度のことです。

「職務内容・配置の変更の範囲」とは

転勤や昇進などの人事異動・役割の変化などのアリ・ナシや、アリの場合の範囲のこと。

「その他の事情」とは

職務の内容、職務の内容・配置の変更の範囲以外の事情。状況に合わせて個別に検討します。

取通常の労働者に複数タイプ(一般職・総合職など)がいる場合どうなる?

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職務の内容が同じ違うとは?

比較対象労働者と取組対象労働者の職務の内容を比較します。

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職務の内容・配置の変更の範囲が同じ違うとは?

比較対象労働者と取組対象労働者の職務の内容・配置の変更の範囲を比較します。

※ここでは職種の変更や昇進などのこと

〈職務内容〉正社員と何が違うか確認しよう

「同じ待遇(均等待遇)」にすべき?それとも「バランスの取れた待遇(均衡待遇)」にすべき?それぞれどちらに当たるのかを確認しましょう。

チェックのプロセス

  • Step1

    比較対象労働者と取組対象労働者を明確に

    自社の社員タイプと人数を書き出し、労働契約期間と1週間の所定労働時間をチェックします。

  • Step2

    職務の内容が同じ・違うをジャッジ

    取組対象労働者と同じ職種の比較対象労働者についてチェックします。

    ×がついたらStep4へ。

  • Step3

    職務の内容・配置の変更の範囲が同じ・違うをジャッジ

    取組対象労働者と同じ職種の比較対象労働者についてチェックします。

    ×がついたらStep4へ。

  • Step4

    「同じ待遇(均等待遇)」または
    「バランスの取れた(均衡待遇)」かを確認

    Step2、3が全て◯なら「同じ待遇(均等待遇)」への対応が必要。

    1つでも×がついたら「バランスのとれた待遇(均衡待遇)」への対応が必要。

全ての従業員タイプが「同じ待遇」→対応すべき課題はありません。
「バランスのとれた待遇」が1つ以上ある→不合理がないか確認しよう!