欲しい人材からの求人応募がこないのは適切なアプローチが出来ていないから?

欲しい人材からの求人応募がこないのは適切なアプローチが出来ていないから?~オフィス派遣求職者の人気求人&独自調査から紐解く

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「探しているような人材からの応募がない…」そんな悩みをよく耳にします。実は、このコロナ禍で求職者が仕事や職場に求めるもは変化しており、年齢層によってもそれらは異なってくるのです。

では、求職者はどのような職種や条件を仕事に求めているのでしょうか?ランスタッドの独自調査による2020年の応募者データから、その実態をまとめました。(文末より詳しいレポートをダウンロードできます)

 

オフィス派遣求職者の応募職種の変化【年代別】~20代は未経験OA事務増加、30代以上はより専門性の高い職種へシフト~

20代~30代のオフィス派遣求職者の応募職種の変化

OA事務希望者が圧倒的に多い状況は続いています。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年4月からは、20代では未経験者歓迎の案件の多いOA事務や営業事務、経験者を求める案件が多い職種では、経理(経理事務)・英文経理の応募シェアが増加してきています。

30代では、経験者を求める営業事務や英文事務などのシェアが上がりました。また、企画・営業企画・マーケティング、翻訳・通訳などの専門性の高い業務においては応募が増加している傾向にあります。

20代は未経験者案件への応募が増えた一方で、30代はより専門性の高い職種へシフトしている傾向がみて取れます。

「応募資格」欄で、記載があれば応募しやすい情報として、約60%の人が「未経験者OK」、「必要な資格・スキルの内容」を挙げています。若年層にアピールするには、仕事内容を見直し、未経験者でもできる仕事もしくは仕事の難易度を調整し、仕事の内容をイメージしやすいように明確に提示するとよいでしょう。

 

40代~50代のオフィス派遣求職者求職者の応募職種の変化

傾向としては、40代・50代ともに営業事務の応募シェアが1月から増えています。また、医療・介護業界の受付業務において、40代・50代ともに応募シェアが増えていました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、昨年秋ごろから医療現場がひっ迫し、掲載案件数が増えたことで応募数もそれに伴い増えたと予測されます。

 

オフィス派遣求職者の応募業界の変化【コロナ前後】~IT・web関連の業界シェア増加、流通・サービスは復調傾向~

2020年の20代、30代の応募データを見ると、流通・サービス、IT・web関連、メーカーの順に人気がありました。また、医療・介護関連業界は全体のシェアは少ないものの応募が増加しつつあります。一方、新型コロナ感染拡大の影響を受けやすいマスコミ関連、アパレル・コスメ関連、旅行・ホテル関連の応募シェアは4月以降減少しています。

 

求職者の応募意欲を高めるものとは?

求職者は応募を検討するために、給与、仕事内容といった基本的な情報の他には、どのようなことを知りたいと思っているのでしょうか?

まず求職者が知りたいことは給与についてです。「手当やボーナス支給がある場合の詳細と金額」「月給」「休日出勤・深夜勤務・残業などがあった場合の時給」などが上位に挙げられています。67%の人がこれらの情報を明確に知ることができた場合に応募意向は高まるとしています。

次に、仕事内容を判断するうえで重視することとして、仕事の難易度、仕事の進め方、仕事の取組み方などが挙げられています。「仕事内容」欄では、「業務に必要なスキル」「1日の業務の流れ(スケジュール)」「作業の進め方(1人で進めるか、複数人で進めるか)」などが上位に挙げられています。

 

年代別に見る求職者が勤務先・応募先を選ぶ条件とは?~若年層ほど「快適な職場環境」を重視~

結局のところ、求職者は勤務先に何を求め、重要視をしているのでしょうか?コロナ禍で就職活動をしている求職者が、「勤務先を選ぶ際に求めるもの」を探ってみました。

 

年代によって異なる働き手が求めるもの

ランスタッドが2020年9月に10代~60代の男女3129人に行った「新型コロナウイルス発生後働き手が求める意識調査」によると、26.2%の方がコロナ禍において勤務先を選ぶ際に求めるものに変化があったと答えています。

勤務先に求めるもののトップはすべての年代で「快適な職場環境」でした。「快適な職場環境」とは、職場での人間関係や上司との関係なども含まれます。特に、18才~24才では51.4%、25才~34才では45.2%が「快適な職場環境」を重要視しており、他の年齢層よりも職場環境を重視している割合が高いという結果でした。

以下のグラフの通り、年齢層によって重視しているものの傾向は違っています。例えば、18才~24才においては、13.6%が「教育訓練が充実している」、29.9%が「興味深い仕事がある」ことを挙げていることが他の年代と比べて特徴的です。未経験者が多いこの層にアピールしたい場合は、教育訓練が整っていることや、仕事内容を魅力的に伝えることが必要でしょう。

また、25才~34才は「ワークライフバランス」が38.6%、「フレックスタイムや在宅勤務など、柔軟な勤務が可能である」が23.8%と自由な働き方を重視していることが見てとれます。この層にアピールしたい場合は、フレックス、在宅勤務、ワークライフバランスな柔軟性を強く打ち出していく必要があります。

35才以上になると、職場環境を重視することに加えて「勤務地の利便性が高い」「長期にわたる安定した雇用機会がある」を重要視していることが分かります。35才以上の年齢層へアピールしたい場合は、勤務地へのアクセスの良さや安定した雇用機会を訴えていくとよいでしょう。

このように、求職者の年齢によって勤務先を選ぶ際に求めるものは異なっています。つまり、獲得したい人材の年齢層をイメージして求職者に向けてアピールすることが重要になります。

また、ランスタッドが毎年実施する「エンプロイヤーブランド・リサーチ」によると従業員の96%が、「個人的価値観と企業文化の一致は、職場の満足度の重要な要素だと考えている」という結果が出ています。派遣雇用の従業員にとっても、「企業文化と従業員自身の価値観の一致」は非常に重要な要素です。

欲しい人材を獲得する近道は、求める人材についてよく理解し、自社の魅力をアピールするとともに、求職者が魅力に感じていることを鑑みて、自分たちのカルチャーを見直し、エンプロイヤーブランドの向上や改善を検討していくことです。求職者のニーズにあわせて求人内容を調整し、より良い人材を獲得していきましょう。

より詳しい内容はこちらよりダウンロードできます。

 

 

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